【体験レポート】大江戸宴舞劇&東京湾クルーズ。御座船”安宅丸”でクルーズとショーの観劇を体験してきました。
今回は全国でも、全世界でも珍しいデザインの「御座船 安宅丸」(ござぶね あたけまる)に乗船してきました。数々の日帰りクルーズ船に乗船してきたスタッフも唸るほどのこだわり抜かれたクルーズを余すところなくレポートいたします。
※なお、今回は通常運行とは違う内覧会のクルーズでした。
目次
1、おすすめポイント
1,細部までこだわったデザインで復活した御座船(ござぶね)
2,元劇団四季キャストを含むライブパフォーマンスショー
3,レインボーブリッジとゲートブリッジの両方を通過する貴重なクルーズ(ロングコースのみ)
4,外国人だけでなく日本人も楽しめるクルーズ!会社のイベントなどにもオススメ
2、御座船とは?安宅丸とは?
御座船とは
歴史上天皇や将軍、有力な大名が乗る煌びやかに飾り立てられた豪華な船のことで、特に軍船の保有が禁止された江戸時代に軍船を転用して遊船として用いられました。そもそも「御座」という言葉が、位の高い貴人の居る間という意味。当時は権力者たちが中で舞を鑑賞し豪華絢爛な飲食を楽しんでいたそうです。
御座船安宅丸(あたけまる)
安宅丸は岡山県倉敷市下津井の下津井祇園神社に現存する模型の御座船「住吉丸」を参考に作られました。元は瀬戸内海で別の名で活躍していましたが、江戸幕府のあった東京に移り、名を安宅丸とし今日に至るとのこと。
2017年3月にリニューアルを完了し、さらに和の趣を再現し、同時に乗客へより質の高いサービスを提供できる船へと生まれ変わりました。
3、クルーズ&ショーの紹介
日ノ出桟橋受付
日ノ出桟橋に到着、受付。すぐ隣がシンフォニーの乗り場なので間違えないように!
受付を抜けて桟橋へ出ると、その朱色に輝く船体が目に飛び込んできました!圧倒的な存在感!当時の御座船も漆塗りで船体は鮮やかな朱色だったそうです。
船体脇には葵の御紋がデザインされていました。
乗船
スタッフの方に迎えられ乗船。趣向を凝らした内装に驚き!特に2階へ上がる階段のデザインは圧巻で鳥肌がたってしまいました。
こちらは1階メインの広間。急鍋島侯爵邸の天井デザインをプリントして作成された煌びやかな天井デザインが目を惹きました。こちらのデザインも元は天皇などをお迎えする場所のデザインとのこと。
前方の舞台。通常能舞台などは黒松ですが、安宅丸の船体イメージと合わせて赤松がデザインされていて、ここも華やかな印象でした。
通常のクルーズプランであれば、なんと出船後ではなく“乗船後”から飲み放題・食べ放題開始。出船まで30分停泊しているので、この間にお食事などを楽しみ始めるのもあり!
2階にも部屋があり、貸切にも対応しているとのこと。
出船
至る所に感動しながら写真を撮っているとあっという間に出船。この日は穏やかな天気ながら多少揺れを感じたので、とても船酔いし易い方は事前に酔い止めを飲むなど注意が必要かもしれません。
デッキももちろんこだわり抜かれた造りになっていました。
場所によっては望遠鏡が設置されており、遠くの景色もしっかり見ることができます。
こちらはデッキにある帆。帆船ではないので、大きく風を受けないようにしつつ帆を再現するために、このような網目になっているとのこと。
ショー開演
客席と客席の間の通路を通って優雅に登場。
想像以上に舞台が近く、演者さんの表情もしっかり見られて楽しみやすいです。
元劇団四季のキャストもいるとのこと!歌劇や和太鼓演奏などのショーが、季節ごとのアレンジで繰り広げられます!
サイドの席から観させていただいたのですが、角度もあり柱もあって少し見づらかったので、中央のエリアが断然お勧め!また、席は少し低いので、ご注意。
こちらは大江戸演武劇内の花魁ショー
こちらは和太鼓演奏
クルーズ航路での見所
東京ゲートブリッジ、レインボーブリッジ、東京タワー、お台場、大井埠頭、羽田空港、東京スカイツリーなどがデッキや船内からご覧いただけます。
3、施設情報&ご利用案内
主催会社 | 東京都観光汽船株式会社・両備ホールディングス |
料金 | ナイトクルーズ通常大人7,000円(税込み) 小人5,000円(税込み) 時期によって割引あり。 ※他にもサンセットクルーズ(ワンドリンク&ショー付)・アフタヌーンクルーズ・ショートクルーズ等もあります。 |
集合場所 | 日の出のりば(東京都港区海岸2-7-104) |
開始時間(ナイトクルーズ) | 19:45発(※19:15乗船開始) |
乗船定員 | 乗船定員500名/客室約200席 |
注意事項 | 【内容】イベント時期は特別なクルーズなどもあります。食事は仕入れ状況などにより変更になる場合があります。 【服装】特別なドレスコードは必要ありません。浴衣や着物でご乗船されるとより雰囲気を楽しめるでしょう。 【座席】ショーを見る際は真ん中が一番見やすいです。予約時に希望を必ず伝えましょう。 【食事・ドリンク】和洋折衷ビュッフェ(約10品)、フリードリンク(乗船から120分間) ※食事・ドリンク付のプランの場合。※材料仕入により、品目の変更があることがあります。ドリンクはセルフサービスです。 【その他】デッキでの体感温度は若干低くなりますので、夏でない限り暖かい日でも念のため羽織れるものがあるといいです。 |
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